高峰博士の誕生日に講演

1)献花祭
 11月3日の文化の日は高峰博士の誕生日です。今年は生誕159年目に当たります。同日、金沢ふるさと偉人館において恒例の「献花祭」が行なわれ、その後同館講座室にておいて、当研究会の山本理事長による講演会が開催されました。

 先ず、午前11時半より献花祭が行なわれ、あいにくのお天気にも関わらず、地元小学校の生徒さんや来賓、一般の方など、多くの方々が参加されました。
ふるさと偉人館
 研究会は2年前にも献花祭を取材いたしました。その時は同時に午後から博士の生誕地である高岡の生誕祭も取材させて頂きましたが、今回は午後から理事長の講演会が開催されましたので、そちらの取材をさせていただきました。
 (高岡の模様は、北國新聞のサイトにも紹介されました。)
ふるさと偉人館
 献花祭の味噌蔵町小学校の4・5年生24人による博士を讃える歌の合唱では、途中雨が少し強まる場面もありましたが、生徒達は慌てる様子もなく合唱を続けていました。その後、来賓の挨拶などがあり、金沢市にある顕彰会が優秀な中学生に贈る「高峰賞」の受賞者が一人ずつ呼ばれて献花しました。
 今回は当研究会も正式に参加させて頂き、理事長・事務局長が献花させて頂きました。

2)講演会「バイオテクノロジーの父 高峰譲吉博士の生涯」
講演会
 金沢ふるさと偉人館における今回の講演会は、題して「バイオテクノロジーの父 高峰譲吉博士の生涯」。
 当研究会山本理事長(当時)の講演は、長年に渉って酵素と関わって来ただけに専門的な話も多いのですが、今回は博士の生涯を分りやすくまとめていました。
 講演は、いつものようにパソコンで制作したパワーポイントのデータをプロジェクターで投影しながらの話ですが、その資料の豊富さは、高峰博士の常設展示を行っている「金沢ふるさと偉人館」の松田館長(当時)も感心しておられたほどの内容です。
 参加者は大半が年配の方でしたが、皆さん熱心にメモを取ったりしながら、山本の講演に聞き入っておられました。本当はもっと若い方、中学生〜高校生くらいの年代の若人にも聞いて欲しいのですが、逆に、高峰博士を知らない若い方々に、高峰博士に興味を持ってもらうことの難しさも感じざるを得ませんでした。
講演会
 こうした山本の講演活動は、決して派手なものではありませんが、実に知識が深く幅広く、何度も聞いている私たちですら、知らず知らず聞き入ってしまいます。当ホームページでも色々知ることは出来ますが、もし機会がございましたら、是非どこかで、講演をお聞きになって頂きたいと思います。

(取材:平成24年11月3日、文責:事務局)

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