2021年11月27日 高岡商工会議所にて講演会

2021年11月27日、富山県高岡市の高岡商工会議所ビルにて
「高峰譲吉博士フォーラム 同時代を生きた郷土の偉人~高峰譲吉と浅野総一郎~」
が開催されました。

11月3日の金沢講演に続いて、同月に2度目の北陸講演ですが、
この数週間ですっかり気温が冷え込みコートが必要となり、
以前、高岡市立中学校で開催した講演時の初雪を思い出しました。

商工会議所ビル1Fのロビーには、2020年3月に高峰博士のニューヨーク郊外の別邸である
「松楓殿」の再現展示が完成し一般公開されています。
フォーラムは同ビルの2Fの大ホールが会場で広いスペースをうまく活用し、
約60名の方々にご参加頂きました。

  • 高岡商工会議所ビル

フォーラムは14時に開会し、清水理事長がオープニングスピーチを務めました。
今回のフォーラムのテーマでもある、高峰博士と浅野総一郎翁の功績や
仕事のスタイルの違いなどを取り上げ、後の講演者にバトンタッチしました。

講演①は、宇奈月温泉旅館協同組合の濱田正利理事長による
「高峰譲吉博士が残した黒部川電源開発事業」についてです。
濱田さんは創業80年を超える老舗宿「延楽」の三代目で、研究会の会員でもあります。
お泊りのお客様に歴史のお話をされる機会もあり、
これまでに2,000名を超える方に高峰博士を紹介して頂いているそうです。

講演②は、浅野学園卒業生の長井勉さんによる「浅野総一郎翁と電源開発」についてです。
浅野総一郎翁は京浜工業地帯を創った日本のセメント王として知られていますが、
出身は富山県の氷見市です。
青年時代の連続起業による紆余曲折、横浜に移ってからの電力事業、
渋沢栄一、高峰譲吉などの同時代の人々の関わりなどについてお話されました。

  • 清水理事長のオープニングスピーチ

当日は、NHK富山放送局をはじめ、読売新聞、富山新聞、北日本新聞の各社が取材に訪れ、
翌日のニュース及び紙面で報道して頂きました。

NHK富山放送局HPより

この日、東京に戻る新幹線が長野駅に差し掛かったあたりで雪が降り、
冬の訪れを感じました。
世間はまだコロナウイルスとの戦いが続いていますが、
来年こそ高岡の市立中学校での講演会が再開することを願っております。

 

記事作成:令和3年12月16日 文責:事務局

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